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これはもう、文句なしの茅田砂胡さんの代表作。
デルフィニアという国の歴史を綴る傑作です。断言。
キャラクターも多彩でしかも個人個人がしっかりした個性を持っています。
シリアス有、アクション有、ほのぼの有、お笑い有。
なんてお得な18冊(笑)
物語だからこその高潔さや潔さもすんなり受け入れられますし
そこがまた魅力的で共感しつつ自分の事も振り替えさせられました。
私が今まで読んできた本の中で、最も思い入れのある作品である事は言うまでもありません。
刺客に追われる漂泊の戦士ウォルと異世界からの迷子のリィ
剣戟のさなか、孤独な二人の偶然の出会いがデルフィニア王国の未来を
アベルドルン大陸の運命を大きく変えていく。
やがて「獅子王」と「姫将軍」と呼ばれる事になる二人の冒険譚はここからはじまる
卑劣な陰謀で偽王の濡れ衣を着せられ逃亡中の国王ウォルと異世界から落ちてきたリィ
盗まれた王座を奪回するため旅を続ける二人を慕って志を同じくする仲間が次々と結集する。
ようやく国王軍の体を為し、首都コーラルに向けて進軍する彼らを阻むべく待ち受ける敵の大群
そしてペールゼンの悪辣な罠が!?
緒戦の大勝利にもかかわらずウォルの陣幕は沈んでいた。
王冠を棄て軍を解散せよ、さもなくばフェルナン伯爵の命は保証しない
大儀のため養父を見捨てるか、ペールゼン公爵の専横に屈するか。苦悩の選択を迫られたウォルは
逆転を賭してリィに伯爵救出を託した。
難攻不落のコーラル城、リィはその最深部を目指すが・・・・・・
ついに、ここまできた・・・・・
流浪の国王ウォルとリィの率いる軍は首都コーラルの目前に迫る。
だが、救い出すべき父はすでに亡く王座奪還の目算も潰えた。
欲しいのはただ父の敵の首ひとつ。同胞相打つ内乱を避けるためわずかな共を連れ城に乗りこむウォルの運命
そしてデルフィニアを巡る争乱の行方は?
デルフィニアの内乱に勝利してウォルは再び王座に就いた
黄金の戦女神と讃えられたリィもまた王女の称号を得て王宮に迎えられた。それから3年―――――
平穏だった王都に暗雲が立ちこめる、王宮に暗躍する謎の一族
リィをつけ狙う不気味な暗殺者 公爵家に不可解な挙兵の気配
陰謀を察知したウォルの決断とは!?
騎士バルロが出撃する、叔父のマグダネル卿を討つために・・・・・
国内に争乱を呼ぶサヴォア一族の内紛とは、主家失脚を企む卿と、その陰謀を阻止せんとするバルロの対立であったのだ。
卿の背後にはデルフィニアを狙う大国タンガとパラストが・・・・・
この危機を迎え討つべく国王は自ら行動を開始した!
国王に押しかけ愛妾出現!?王女にタンガの皇太子との縁談!?
日頃は剛胆なウォルも無敵のリィも敵国の策略を知って激怒した。
この事態に対抗すべく国を挙げリィとウォルの婚姻が敢行される。
だが、厳粛な式の最中タンガから宣戦布告が届けられた
剣を取れ!国王の大音声が響きわたる!!
王子が敵の手に落ち意気消沈するタンガの陣に国王ゾラタス率いる援軍が到着した
迎え撃つデルフィニア国王ウォル。両国の王を将とした大群が国境の砦をはさんで退治する。
パラスとを加えた大華三国は三つ巴の戦乱に突入するのか!?
デルフィニア王妃リィの存在がすべての「鍵」を握っている・・・・・・?
大華三国を隔てて聳えるタウは銀山なり――――
タンガ王ゾラタスにもたらされたこの密告こそウォルたちが仕掛けたタンガの挙兵を誘う作戦であった。
しかし鬨の声はデルフィニアの西方パラストから挙げられる!
微妙な緊張を保たせてきた三国はついに動乱に突き進むのか!?
徒党を組んで反旗を翻したグラハム卿ら西部領主との決戦に国王ウォルの軍は大敗を喫した
頼みのラモナ騎士団は壊滅しウォルは囚われの身に・・・・・
さらにパラスト・タンガの二国はこの機に乗じて同盟を結び
虎視眈々とタウの金銀鉱を狙う内憂外患デルフィニアの危地に姿を消した王妃リィの真意は。
国王を人質にし戦端をひらく――――
愚劣ではあるが確実な作戦をもってなお戦には敗北した
デルフィニアの進撃を止めなくては タンガ・パラストは滅亡する!二国の王は恐怖した
大華三国の均衡は守られねばならぬ。
かくして二国再連合とスケニア、さらにファロット一族を巻き込んだ陰謀が始まった
コーラル城の華やかな喧騒に紛れ、王妃暗殺の罠は巧妙に精密に張りめぐらされた
無関係に見えた少女の死、王宮の内部で殺された侍女
決戦の場となった雪原で暗殺集団ファロットの青年はあでやかに微笑む。
リィの本能が警鐘を鳴らす
この奇妙なイキモノは「人間」なのか!?
獅子の紋章を象った招待状が届けられ 使者が大陸全土からコーラルに赴く豪華な式典の背後で
タンガ・パラスト両大国は飽くことなき権力への執念に策動し周辺諸国と大華三国のかかわりは
微妙にかわり始める。
ウォルとリィは毅然と顔を上げ互いの手を取り大広間に踏み出した
偽りの宴が始まる―――――
フェズ河以北の一体カムセンの地がデルフィニア領になって半年
タンガの元領主らがゾラタス王の制止すら振り切り失地回復を叫んで挙兵する
早急に鎮圧せんものと最前線で大剣を振るう戦女神リィ
だが、戦闘の混乱ついてファロットが暗殺の魔手を延ばす。
リィに向け必殺の矢が放たれたのだ!
トレニア湾にスケニアの大艦隊 国境にはタンガ軍2万終結 ビルグナ砦陥落――――――!
王妃の矢傷も癒えぬうちにデルフィニア包囲網は厚く強固に完成されつつあり
獅子王ウォルは防戦一方に―――――――
この危機に黒衣の独騎長は飄然と形勢逆転の「切り札」を担ぎ出すべく単身大海に乗り出すのだった
生きて戻れ――リィの言葉に送られてシェラは北を目指す
ついに、ヴァンツァー そしてファロット一族との死闘が演じられる時がきたのだ!
一方、シェラと別行動中騎士団員千人の命と交換に捕虜となり意識を無くした戦女神に
レティシアは微笑みながら歩み寄る
研ぎあげた必殺の針を手に―――
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デルフィニア戦記17 「遥かなる星の流れに<上>」 |
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リィを嫡子ナジェックの妻とする!
勝利の女神を辱めデルフィニアの戦意を削がんとするゾラタスの卑劣な策に三騎はタンガへの途をひた走る
王位を捨て一戦士に戻ったウォル異世界の相棒ルウ 己の意志で行動するシェラ―――
昏々と眠り続けるリィだったが・・・・・・・
難攻不落のボナリス城に轟音が響く時、最後の奇跡が始まった
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デルフィニア戦記18 「遥かなる星の流れに<下>」 |
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放浪の戦士と異世界の少女の出逢い すべてはここから始まった
盟約という堅い絆で結ばれた二人はいくたの危地を乗り越え
あまたの合戦に勝ち抜いて 戦士は大国の王に、少女は王と国の守護神となった
獅子王と妃将軍がつむぐデルフィニアの伝説がここに完結する。
1992年に大陸書房から出版された「王女グリンダ」シリーズ2冊を1冊にまとめて中央公論社から出された一冊です
茅田さんは再販されるつもりは無かった様なのですが、読者からの要望に答えた形で出版されてます。
その代わり、加筆書き下ろしは有りません。
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